
↑まずは上の記事を読んでください
さて読解力を上げる声かけということですが。
これ私もよく使います。
「よく読め」とかいう声かけとかは何も解決しないんですよね。
たまに文系で国語を教えたことない人や理系の先生とかに多い指示です。
私はこの指示をしている先生がいたらまず止めますね。
「勉強しろ」「よく読め」「考えろ」
この辺の抽象的な言葉しか使えない人は教えるのうまくないと思います。
これは先生だけでなく、会社の上司とかでもこういう言葉の人は部下を育てられない。
なので私はこの辺の言葉は使わせず
「どういう勉強してる?どうやって覚えてる?」「この話どんな話だった?テーマが何で筆者は何が大切って言ってた?」「考えるときは徹底的に想像してみてください。この問題文はどんな状況か?」
などの言葉を使ってより具体的、より具体的にとなるべく抽象的な言葉を使わせないように先生がたにお願いしたり、私も注意をしています。
具体的に考えさせるのが声かけの基本ですよね。
また小説にかんしては私は裁判をイメージさせていました。

裁判とかだと人がとった行動に対して
その行動の前までの言動や行動やあとにどんな行動言動をとったかなどをもとにして一連の流れをみることで、その人の考えていたことをなるべく客観的に立証したりするんですよね。
なので小説などでは傍線部の問題が出た場合
①その傍線部の行動、言動、心情が誰のものなのか→②その前にその人の行動、言動、心情がどんなものだったか をみるようにさせています。
また、記事では心情語のテキストの話もありましたが、私は国語に関しては「福島式」をおすすめしています。
とくに「小学生の必須常識」本は素晴らしい!これは大人や高校生が解いてもいいものです。
小中学生レベルならふくしま式をやらせるだけで国語力はだいぶつくかと思います。
ちなみに高校生で現代文が苦手なら船口先生のゼロから始めるシリーズを使うのがおすすめです。
また読解力をつけるのに一番手っ取り早いのは参考書や問題集の考え方を真似することです。
なので上記のような現代文、国語の基本的な考え方の問題集で解説の真似をしながら現代文を解き、何も見ずに読解の仕方を説明できるようになったら身に付いたと思っていいと思います。
学生時代、私は法学部でお世話になったゼミの先生に教わったのですが、「まずはこの道を極めたという人たちの考え方を真似するところから始めなさい。最終的に様々な真似ができるようになったあと自分の言葉で説明できるようになれば良い。そうすればそれはもう真似じゃなくてその人の知識に変わる。」ということらしいです。
実際この考えは私の指導方法や勉強法にかなり影響を与えていますが、まさにその通りだと思います。
読解力も勉強法もなんでもそうですがまずはわからなくなったらマネから入ってみてください。声かけも大切ですが、声をかける前にどんなことをすればよいかを教えてからやるのが良いでしょう。
具体的な声かけと思考の真似が読解力の強化につながると私は思います。
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