
今日はマニアは受験に受からない
という格言をテーマに語っていきたいと思います。
私が予備校時代の先生の授業できいた話
私は大学受験時に通っていた予備校で
「基本的にマニアは受からない」
ととある予備校講師の先生に授業で教えていただきました。
その言葉は私が実際講師、職員、そして塾長になって感じました。
受験マニアに陥ると勉強時間よりもそちらのことを優先して
結局まともな時間がとれない
そして焦りだす。
最悪の場合は不合格の連発…
私や講師がかなり激怒して緊急で止めていなければ落ちていたという生徒いっぱいいました
私も現役時代は受験マニアになっていたので、そんな私や元生徒たちの思い出をもとに書きました。
少しでも参考にしていただければ幸いです。
実際に受験マニアや受験オタク化すると不利
やり方がわかり、受験勉強が楽しくなるとさらに詳しくなろうといろんな知識を仕入れます。
そうすると今やっている勉強が手につかなくなり
もっと効率的な
もっといいのが
と陥ってしまいます。
科目だけ好きになる人も同じです。
それが英語や数学なら勝ち確ですが、
社会だけ、理科だけとなると
これは非常にまずいです。
得点調整と配点の都合上そういう風にできています。
では、受験で不合格になりやすいどんなマニアがいるのか見ていきましょう。
①選択科目オタク・マニア
これは勉強中期ごろに現れます
ちなみに、文系英語だったら受かる確率上がります。
理系なら数学だと確率上がります。
日本史だけ超得意
化学だけめちゃ楽しい!!
そういう子たちがたくさん第一志望を逃してきました。
また、逃したことを本人から聞きました(バイト講師)
なのでせめてなるなら英語や数学などの配点が高く、得点調整もされない科目にしてください。
ちなみに法政、中央、学習院、関西大などは全科目得点調整が働きます。早稲田も学部によって全科目働きます。
なので選択科目マニアは全科目得点調整の働く大学を受けてください。
②参考書オタク・マニア
これは個別指導や宅浪が陥りやすいです。
初めて効率的でわかりやすい参考書などに出会ってしまったがためにさらに最適なものを探し出す。
私も現役生の時はこうでした。
そして個別指導の塾長の時はこうなりやすかったです。
というのも個別指導はその特性上
なんの教材をやるか
で考えていくため、生徒もこうなりやすい
確かに独学しやすい参考書は多く、自分にとっての最適なものをさがすのはいいことです。
ですがそれに時間を使いすぎてしまい、自分の勉強に自信が持てなくなってしまうのもいけません。
とくに受験生はそこで頭をつかって疲れてしまうより、問題をといて疲れてほしいです。
③大学オタク・マニア
これも多いですね。
現役のころは私これも患っていました。
やたらパスナビで大学調べまくる(笑)
いろんな大学にくわしくなって入試方式や入試科目まで詳しい(笑)
もうこれ暗記するなら一つでも科目の中身暗記したほうがいいです(笑)
暗記できる脳のスペースをこんなんで減らさないほうがいいですよ
④勉強法オタク・マニア
最近の生徒これ多いですね。
最近はYoutubeやまとめブログに勉強法が蔓延しています。
まぁこのブログも似たようなもんなんですがね(笑)
昔いた生徒だと武田塾の動画をみて
「4日やって2日復習するわ」と私に言っていた子がいました。
普通に合理的でいいと思うんですが、その生徒には合ってなかったですね。
というのも私も同じタイプなのでわかるんですが、
計画練りまくると一日できなかっただけでやる気なくしちゃうんですよね(笑)
その子も私がイメージした通り
「そろそろ崩れてそうだな」
と思ったころに親に電話をいれたら
「最近さぼってます!」
みたいに言われてました。
まぁその通りだなと思いました。
計画を練る系をするなら必ず、その計画を管理してくれる人が必ず必要かなと思います。
勉強法や計画の練り方はほんとうにいいものが最近は出回っています。
プロの目から見ても明らかです。
ですがそればかり意識してしまいやる気をなくす、なにをしていいかわからない、となってしまったら本末転倒です。
⑤予備校/塾オタク・マニア
浪人生に多いです。
やたら予備校や塾に詳しい人
ここは○○先生がいるからとか
東×はなになにだから…河合○はなになにだから…
とまるで評論家のように語る方
そういうのに詳しくなりすぎる暇があるなら勉強しろよ
というのが本音ですかね
別にしらべることはいいことですが
ほんとのマニアやオタクはずtttttっとそういうのばっか調べます。
調べて決めるまでを最初の一カ月
ときめてその間に決めるべきかなと思います。
塾予備校を決めるときは一カ月で調べて一カ月で決める
あとは勉強しましょう。
何もしらないのは不利、だが詳しすぎてハマってしまうのも不利
程よいバランスが良いです。
一番は勉強量、積み上げた量は裏切らず、不安を消してくれる
勉強量はあなたを裏切りません
ですが効率的な勉強もあなたの味方になることは間違いありません。
本当に自分に合った勉強を見つけられるタイミングは
壁を感じたとき
です
やってもやっても点が伸びない、うまくいかない
そういうときにはじめて効率的な勉強法、参考書、授業を探してみてください
壁を感じたときは、いったい自分に何が足りないのか、何ができないのかがわかっています。
そんなときに欲しい情報を探すとすぐに見つかります。
ふだんから収集するマニア・オタクにならず、壁を感じたときに収集してみてください。
以上、現役時代、元参考書、大学オタクだった私からの記事でした。
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