授業は最低限で構わない!

教育方針・指導方針
合格舎長
合格舎長

今回はまた閑話休題としまいて、学習塾で働いていた時のことと、自分の教育方針に関しての話です。

塾や予備校の授業に関しての話なので現在通っている生徒などは見てみると共感するところも多いのではないでしょうか。

「授業をちゃんと聞け」という先生が多い

俺の授業をちゃんと聞け

まず授業を聞いてからにしろ

という先生多くないですか?

私も自分で塾や予備校に通っていた時はこれで呼び出しをされたこともありました。

どうも性格的になのか体力的になのか

「60分、90分集中し続けて人の話を聞く」というのが苦手だったようです。

もちろんちゃんと聞かなかった私が悪いんですよ(笑)

でも自習とかだと2時間くらいぶっ通しでできたりしたんですよ。

また、塾業界で働いているときに、こういう生徒結構多かったんですよね。

私が以前教えていた生徒では難関校を受験したいという生徒がいたときに同じようなタイプだったんですが、

私の上司に相談したところ

まず俺の授業を聞くようにしろ」という指示が出たんですよね。

もちろん間違いないんですが、なかなか精神論なので本人も苦しんでいました。

こういうことってわりとあるあるなんですよね。

このブログにも同じような人がいるのではと思って今回記事にいたしました。

なぜ多くなるのか

受けている側の集中力

教える指導者側の熱意

この二つが合わさっておこると考えられます。

まず、「受けている側の集中力

ですが、人間って集中できる限界があるんですよね

またその日のコンディションによって集中力が変わりますし。

一定に保って、さらにいつもマックス状態にさせるのは困難だと思うんですよ。

そのため一瞬の揺らぎで集中力が切れると、

そこに「指導者側の熱意」が加わってしまうんですよね。

塾や予備校の指導者はみなさんが想像しているよりも熱心に授業準備をしています。

「ここはあの子がつまずきそうだな」とか「この説明のアプローチはどうするか」など

授業に対して相当用意をしていくんですよね。

だからこそ自分の授業がすべてと考え、自分の授業をちゃんと聞かないなら伸ばせない

授業でしか成績を伸ばせないという思考法になってしまうんです。

そのため授業を聞けない生徒を叱り、注意をし、精神論で授業を聞けという成績を伸ばしたいひとに対して間違ったアドバイスをしてしまうのです。

私も自分が授業しているときは最初のほうでこのように独りよがりな考え方をしていました。

本当に大切なのは授業じゃないのに…

おそらく成績をあげるためには授業だけではダメ

これは私個人の教育における考えですが、

本当に成績をあげるためには授業「だけ」ではだめだと思うんです。

もちろん、「だけ」とつけているので授業は必要だと考えていますよ。

ただ授業「だけ」で成績が上がると思えば大間違いなんですよね。

授業は最小限度にしたうえで何をどうやって自習するか

これが一番重要だと考えております。

授業は本当によくできてますよ。

それに命を込めている人間たちのものなのでよくできているんのですが、すごい授業さえあれば絶対伸びると考えていると成績は絶対伸びません。

そもそも授業はなんのためにあるのか

そもそも「授業ってなんのためにあるんでしょうか

これ考えたことありますか?

知らないものを教わるため?成績をあげるため?

授業において一番重要なのは

頭の良い人の考え方を身に着ける

ということです。

つまり問題をみてどう考えるか、新しい範囲はどう考えるか

ということを学ぶために説明を受けます。

この考え方がないと授業はいいものになりません。

そのための公式化や手順化、イメージ化といった授業手法があるわけです。

そのため授業は思考法が身につけば十分だとおもうんですよね。

映像授業でよくないでしょうか?

60分、90分かけて教えてもらわなくても、5分の映像授業みて解説の詳しい問題集を自習でガリガリ進めればよくないでしょうか?

なので授業は最小限にして自分で勉強する勉強のやり方や理解の仕方といったことを定着し、そこをしっかり見てあげることが、本当に成績を伸ばすためにも必要だし、生徒のやる気にもつながると私は思うんですよ。

授業は各科目の最初や成績が伸びにくくなったところ(偏差値50にいかない、60にいかないなど)といった壁を感じたときにはじめてみることが一番だと思います。

授業は最小限の必要なものだけに絞ること

なので「いい授業をちゃんときけば成績は伸びる」とか「授業を沢山取ろう」といったことは間違えだと思います。

自習が効率的じゃなくなるならむしろ多すぎる授業はだめだと思います。

個別指導ならまだ勉強法とかもみるので伸びる気はしますが、

集団授業や映像を取らせまくるのは生徒の成績アップにつながらず、ただ先生のためとしか思えません。

よく大手の予備校、学習塾で「とにかく授業をとりましょう!」という営業がくると思いますが、それが自習のやり方を教えないなら絶対取るべきではありません。

アウトプットの場となる「教えさせる」授業や質問がすぐにできたり思考法をすぐに訂正してくれる個別指導系のほうならいいとは思います。

とにかく本当に成績を伸ばすなら

授業は最小限で思考法を学び、壁を乗り越えるときだけ使い

あとは自習でアウトプットをしていく

このようなやりかたがいいのではとわたしは考えてます。

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