塾長の仕事(元大手学習塾の場合)

教育方針・指導方針
合格舎長
合格舎長

今日は塾社員の仕事がどのようなものなのかを書いていこうとかと思います。

会社の内部のことなどは言えないのですが、私がどんな生活を送っていたかはかけそうなので参考までに

先生(塾長)って昼間何してんの?

この質問意外とよく聞かれました

生徒と話しているときに

「先生(塾長)って昼間何してんの?」

この疑問はみんなもってるかなーとは思います。

私も生徒の時わからなかったので

まぁでも言える範囲内なのでそこだけご了承ください。

塾長の仕事①事務処理

これめちゃくちゃおおいです(笑)

そしてこれがかなり重要

なぜかというと

事務処理は金銭にかんするものが多いからです。

どの生徒がどのくらい授業とったかの確認→月謝の請求が間違っていないか

バイト講師の授業コマ数や事務仕事時間の計算などの労働関係→給料の未払い、払い過ぎをなくすため

契約書の作成

銀行口座の連携

教材の発注

など

なかなかヘビーなものが多いです。

なので通っている塾で事務処理を塾長がやっていたらなるべく邪魔しないであげて(笑)

質問とかはいいんじゃないですかね

塾長の仕事②懇談

まぁこれもおおいですね

保護者懇談を対面でしたり

電話つかって話したり

保護者に生徒の様子を電話します

これも一つの家庭で30分~1時間はかかりますね

最短で4家庭電話しても2時間

それ以上に電話はします

また生徒の悩みなどがあれば生徒と懇談もします

これも一回30分~1時間

事務処理と懇談で昼間はつぶれていきますね

塾長の仕事③営業活動

新しい生徒集めるためにいろいろやります

学校の前でビラ配ったり

ホームページ更新したり

マンションや一軒家にビラ入れに行ったり

イベント計画練ったり

などなど

まぁいろんな塾でやられていますね

いまはいろんな塾ができたので営業活動しないとドンドン淘汰されていくんですよねー

ただここばかりを重視すると

営業=押し売り

と考えてしまい

すさまじい量の授業を売り込んだり

強引な売り方をすることがあります。

そこはしっかり理解しておかないとですね

まぁ押し売りばかりの塾長はそのうちクレームばかりになりますので

塾長の仕事④生徒の進捗管理

塾長が直接みている生徒などはわかりやすいんですが

たまにみてないクラスの生徒とかいたりします

ですが塾長として把握できてないのはまずい

なので担当している講師などから情報を聞き出して

その授業を見たりしています。

塾でよく授業中や自習中に掃除しにくる塾長がいたらその人はしっかりみてくれる塾長ですね

塾長の仕事⑤講師の育成

これもなかなか重要

そしてわたしはココを重視していましたね

やはり優秀な部下がいると一気に仕事が進むし、私が教えられない教科などを高レベルにさせることも可能。

とはいえ頭の良い大学をでている先生でも授業や生徒の育成がうまくない方もいます

むかし働いてくれていた東大生の先生では

生徒が間違えると

「はぁ…だからお前はだめなんだよ」

みたいな発言が多かったりしたのでそこを育成するところから始めたりしましたね。

ほかにも解説する際の単語が抽象的すぎる先生などはあまり評判よくなかったですね。

別の大学の先生ですが「この数値がAの辺のこの数値に依存しているため」

って説明を小学生にしてた時は生徒はポカーンとしていました(笑)

とはいえ先生がたもプライドがあるため頭ごなしの否定は意味がないです

なので傷つかない話し方や接し方で育成していました(笑)

塾長の仕事⑥カリキュラム作成

まぁ生徒ひとりひとりのカリキュラムつくります

夏に何やらすかなー

とかも考えますね

志望校と現在のレベルから何をさせるか

が重要

どの教材が何パーセントのできなのかというのはなかなか見ないとわからない

なにを間違えてるかでカリキュラムも変えてました。

また講師の先生にも考えてもらいます。

ちなみに

経験上カリキュラム作成がうまいのは筑波、横国などの難関国公立、早慶、MARCHあたりのひとたちがうまいイメージです

東大、京大、一橋、東工大あたりはひとによります

というのもここら辺の大学はあまり苦労せずに入った天才タイプがいる確率が高い

もしくは

有名予備校の授業で受かった

という人が多く

どのレベル帯に何をやらせるか

というのは意外とイメージがつかないみたいです

大して難関国公立、早慶、MARCH当たりの人たちは

順当にレベルをあげていった人が多く

わりと幅広い生徒のレベルに合わせていける感じです

ただ東大、京大にいきたいならそりゃ東大京大の人たちに見てもらったほうがいいかなと思います

あと個人的になんですが

「志望校目指したけどそこを落ちた先生」

が組むのが一番良かったです

理由は

そこにギリギリでおちたから「自分よりも多くやらせたほうがいい、高いレベルまでやらせたほうがいい」

という考え方が働き厳しくやってもらえました

あと自分が落ちたから受からせてあげたいって

気持ちが強くなるみたいです。

もちろん第一志望にうかった大学の先生もそういうことはやってくれます

ですが感覚的にはそこに落ちて無念な気持ちのある人のほうがそのあたりは強めですかね

まぁこんなにもカリキュラムをほかの人にも見てもらっていた理由は

私一人では主観的になるので

いろんな講師にもみてもらってドンドン詰めてもらいたかったからです。

最近はどこもルートなんかがあるみたいです。

ちなみに集団指導では会社がカリキュラムを固定しているのでそこの仕事はないですね。

私は業務時間中にもやり、家にいるときにも生徒思い出しながら修正しとくみたいなことしてましたね。

今思えばここはon、offはっきりさせても良かったかなとは思います。

塾長の仕事⑦掃除

これはかなり重要

忙しくなるとめちゃ教室汚くなります

やはり汚いと生徒は来たくないです

なので毎日掃除するようにはしていました

あとものがどこにあるかとか

結構重要

物の場所がわかってないと生徒とかくると忙しくてあたふたしますからね

塾長の仕事⑧情報収集

最近は情報がかなり出回っていますよね

塾長もすべてに精通しているわけではありません

なのでそのたびに情報を集めます。

やり方としては

上司にきく

本社の過去の情報をあさる

他教室での事例をきく

などなど

して集めます

それでもない場合は自分でネットを調べたり

直接学校に聞きにいったりします

ほかにもいろいろあるがまぁこんなもん

どうです?

塾長の仕事はイメージできましたか?

実は人に教えるだけじゃないんですよね(笑)

基本何でも屋なんでマルチタスクの能力が身に付きます

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